ーfile.14ー
Mさん・女性 LINEミーティングでのオンラインカウンセリング
今回ご依頼くださったMさんのご相談内容は
ご自身の「人間性」について
すぐに考え込んだり悩んだり…
何かにつけてムダにすぐひっかかることが多い
家族もおり仕事もしているがいつも空虚な感じ
どうしてこうなるのか、人間性に問題があるのか知りたい
というご相談でした
まずはいつものように「癒す」担当カウンセラーのユミが
Mさんにいくつか質問をします
⚪︎普段、何を得ても心から喜べないのでしょうか?
→その時は満たされる感情はあるがすぐに元に戻ります
飲食店を営んでいますが心から楽しめません
⚪︎一時でも満たされた感情になった時は何を考えていますか?別のことだったりしますか?
→答えを探してるのかもしれません…
こういった場合のこの対応は正解なのかといったことです
⚪︎楽しくて笑ってはいるけど本当に楽しかったのか?といった感じですか?
→おそらくそうなのかと思います
父が厳しかったため評価を気にすることが根付いているのだと思います
⚪︎心に穴が開くような出来事があったのでしょうか
→父が厳しかった
自分の意見ややりたいことを押さえつけられ方向がわからなくなりました
オーラを読み取る
ユミからのいくつかの質問に答えていただいたところで
「視る」担当ひろの霊視に入ります
今回はまずMさんの中心である核となる部分です
Mさんの核は空っぽ
いつも空虚な感じ
とおっしゃっていたMさんの言葉通り「虚無」です
そしてそんなMさんの頭の周りを取り巻くように
「謝って欲しい」「謝って欲しい」「謝って欲しい」
という思いがひろの目には見えるようです
幼少期非常に厳しかったお父さん
私たちには到底理解できない壮絶な経験をされたようで
そんな幼少期に抱いた感情が成仏できないまま成長している
とのことでした
過去辛い体験をされましたが
現在は両親共に関係は良好とのことで
皆で旅行したりすることもあるそうです
そしてそんな
心に空虚さや過去の辛い記憶を抱えているMさんではありますが
オーラの色は意外にも赤
赤いオーラが意味することは「情熱」
この赤い「情熱」がMさんが持つ基本性質であるとひろは読み取ります
情熱家ではありながら情熱的であるがゆえの
感情の起伏の激しさ
そんなことも読み取っておりました
タロットを読む
ひろが霊視するのと同じころに私もタロットカードを並べ始めます
いつもの緊張のやつです(/ω\)
並べたカードと睨めっこしてまず私が手に取ったカードは
Mさんの “過去” を現すこのカード
真っ暗闇で道が見えない
先が見えない
“わからない”という恐怖
父が厳しく自分の意見ややりたいことを押さえつけられ方向がわからなくなった
ユミの質問に対して答えてくださったMさんのこの言葉通りに
真っ暗闇で先が見えずに不安であることを現すカードが出ていました
Mさんのお父様はとても厳しい方だったとのことで
その内容をこちらで書くことは憚られるほどのものであるくらい
それほどに壮絶な過去を経験されているとのことでした
そういった状況つまり
“自分の意見ややりたいことを押さえつけられる”
といった状況に仮に自分の幼少期を置いてみて想像したならば
自分のことがわからなくなって当然だな
と容易に想像がつきました
何を言いたくて
何がやりたくて
何が楽しくて
何が悲しくて
そういった自分の基準というものがわからない
そして「過去」そういった状態であったということから始まった今回の問題である
ということを「過去」を現す18月のカードが指し示してくれたということになります
そして現在に至ってMさんはご自身のことがわからず悩み
ご相談くださったというわけです
「わからない」
ということはこれほどまでに人を不安にし恐怖を感じさせる…
内容は違えど「わからない」に対する不安や恐怖に身に覚えのある私には
多少なりとも理解できる
そう思った18月のカードでありました
自分を取り戻す
ではそんなMさんがご自身の基準を取り戻す方法が無いのかというと
まったくそういうわけではなく
ただしそれにはひとつずつステップを踏む必要があるようです
①弱い自分と向き合う
ひろのオーラ鑑定にもありましたが
カードの視点から見てもMさんの基本性質はおそらく熱血タイプ
人が持つ「熱」や「エネルギー」や「パワー」といったものが高い
このカードなんて典型的
人生は頑張って頑張って頑張って頑張らなければいけない
まだまだ数少ない私の経験値によるもので
完全に「当社比」であり「私調べ」ではありますが
この2枚のカードは”頑張るマン”な方によく出るコンボです
基本性質である「熱血」「パワフル」といった熱エネルギーを
健全な方向性に使えないタイプの方によく出ています
自分の本音がどんなに疲れたといっていても
どんなにくたびれていても
どんなに弱音を吐いていても
いやいやそんな弱音吐いててどうする
頑張らなければ子供が、親が、旦那が、家族が、家計が…
と自分に厳しくムチ打って一人でいっぱい抱えてしょい込んで
足引きずりながらそれでも頑張る方向にエネルギーを使い果たす
このタイプの方にいくらダメな自分でもいいことや
頑張らない世界もあるということを伝えても
なかなか信じてもらえないし受け入れてももらえません
(/ω\)ホントウニ ソンナセカイハアルンダヨ
人の人生において
もちろんそうやって自分のことは後回しにしてでも
「頑張る」のフェーズはありますし
頑張ることが大切な段階というものは必ずあります
ですが今のMさんはもうそういったフェーズにはなく
逆に「頑張らない」ということを知るタイミングにあるようです
辛いよね。しんどいよね。悲しいよね。嫌だよね。
カードに描かれているライオンは自分の本音の部分
世間体や建前の裏側に潜む本音
本当の自分
そのわんわん泣き叫ぶ本音の部分であるライオンを
女性が叱咤するでもなく押さえつけるでもなく
優しく優しくなだめています
この女性は自分の中の女性性の部分
頑張るといった外の世界において行動を起こすのは男性性
その逆の頑張らずただ感じる、心のままにというのが女性性
つまりどういうことかそれは
自分の本音という弱い部分と向き合い感じるということ
この女性のように自分の中の女性性の部分で
ダメな自分を優しくなだめ飼い慣らすということ
Mさんは今までの人生において
幼少期の大変辛かった経験から
さまざまな場面で自分の本音を押し殺す
といった作業をされてきたのだと思います
おそらく本音を出すと痛い目にあうといった
幼少期の体験によるものが大きいと思われます
自分を守るための考え方のパターンです
人間のEGO(エゴ)と呼ばれるものです
Mさんは今
過去から現在に至って自分が封印し
押し殺してきたものと向き合う時がきたようです
そんな甘っちょろいこと言ってちゃダメだ
ではなく
そうだよねー
辛かったねー
怖かったよねー
悲しかったよねー
と優しく”わかってあげる”
認めるとか許可するとかそんなことの前にまずは
知ってあげる
そういえばカウンセラーユミが言ってましたよね
「インナーチャイルド」
という言葉
インナーチャイルドとはつまり
大人である自分の中にいる子供の部分です
幼少期の体験により負の感情を抱いたまま
傷ついたままい続ける自分の中の子供の自分です
8力のカードが直接的にインナーチャイルドを現すものである
というわけではありませんが
今回のMさんのパターンからはとても類似するものを感じます
「視る」担当ひろも言ってましたよね
未だ成仏できずMさんの頭の周りを取り囲む
「謝って欲しい」という思い
自分の中のダメな部分
ワーワーわめくライオンの自分
今こそこの成仏できないでいる自分の奥底に眠るもの
子供の時に感じた感情であり感覚を呼び覚まし
対峙する
そしてそんな本音を言って泣き叫ぶ弱い自分を可愛がられるかどうか
そこがまず何より大切なポイントであり
本当の自分を取り戻すための第一ステップであると思います
弱い自分を可愛がられるかどうか
それだって強さだと思うのです
それも強さであり、だからこそこのカードのタイトルは
「力」なのだと思うのです
静かに落ち着いて心のままに自分の内面に向き合った時
あなたの内側からはどんな弱い自分が出てきますか?
頑張りたくないこと、やりたくないことがあると言ってはいませんか?
小さく幼いあなたはなんと言って泣き叫んでいますか?
②存在するだけの自分に許可
Mさんが踏む次のステップとして語りかけてきているカードがあります
それは
これと
このカードです
どちらもMさんの「現状」の位置に出ていたカードです
女帝とは究極の女性性
幸福で至福に包まれ豊かで実りある世界
何にもしなくても愛される
何もせずソファーに座ってくつろいでいるだけ
ただそれだけで愛される
時間がない、お金がない、あれがない、これがない
そんな「無い」とは無縁の世界観
全部「有る」
そしてそんな3女帝と一緒に出ていたのがペンタクル3のカード
カードの中の人物は協力し合い一つの教会を建てています
3人とも職種は違うけれどもそれぞれがそれぞれの役割を果たし
役に立っています
何もせずとも愛されて幸せに満ち
ただそれだけで誰かの役に立っている
そんなカードがMさんの「現状」に現れているわけなのですが
現状の、実際のMさんはそうではありません
正確には”そう思えていません”
満たされることはあってもそれが正解なのか答えを探している
父が厳しかったため評価を気にしている
こう言っておられるように
カードの世界観とはほど遠いものです
実際私はカウンセリング中にも3女帝の世界観を説明し
本来のあなたはこういう姿であるんだということをお伝えしましたが
本当ににわかには信じられないといった様子のMさんでした
全く受け入れられないと言ったご様子
だけどカードはそれでもガンとして言うのです
あなたは何もせずとも愛されて幸せに満ちた存在である
ただそれだけで誰かの役に立っていると
何年も何年もの間
愛され幸福で豊かで幸せに満ちた状態とは真逆の世界観で
人生を歩んでこられたMさん
長年根づいた自分の思考や思考パターンをひっくり返すのは
そうとう難しい作業だと思います
苦痛すら感じるほどに
ですが現状に出た2枚のカードがそれは違うと
どんな環境に生まれ、育ち
どんな厳しさ、苦悩を味わってきたとしても
人間は本来愛され幸福で豊かで幸せに満ちた生き物であるんだと
この2枚のカードが教えてくれている
評価なぞ気にせずとも存在するただそれだけで
誰かに愛され誰かの役に立ち
逆に知らないところで誰かからの恩恵も受けている
そのことをたとえ時間がかかっても
素直に受け入れそんな自分でいいんだと心から思えた時
今まで見ていた世界が色づきガラッと変わるのだと思います
それが2つ目のステップ
③五感をフル活用し自分の心地よさを追求する
本来の自分、本来の自分の基準を取り戻すために
必要なことがまだあり
そのメソッドについても再び先程の3女帝が教えてくれます
五感をフル活用して心地よさを追求しましょう
この3女帝が幸福をキャッチするのは
【肉体】【感覚】【五感】
思考つまり頭であれこれ考えても
幸福をキャッチすることはできない
と教えてくれています
女帝のような【感覚タイプ】の人は
なんの根拠もない感覚を頼りに自分の行動をチョイスします
そしてその生き方こそが幸福で豊かで至福な世界に導かれ
どんどん女帝の世界観が拡大していくのです
ちょっとスピリチュアル要素が強く
なかなか信じられないかもしれませんが
実際これがこの世界(宇宙)の仕組みのようです
(/ω\)残念ながら
感覚で生きるには五感をフル活用する必要があります
五感とは
〈視覚〉〈聴覚〉〈嗅覚〉〈味覚〉〈触覚〉
しかし【五感】を活用する以前に【肉体】が疲れているのであれば
休息、睡眠を十分にとり体を休めることがまず何より大事
そして元気になったら
素敵な景色を視る
大好きなアーティストの音楽を聴く
自然の香り、好きな香水の香りを嗅ぐ
美味しい料理を味わう
飼っているペットのモフモフに触れる
などなど
自分が本来持っている五つの感覚を活用し
自分のためだけの自分が心地よくいられる物事をとことん追求し味わいます
そしてこの自分のためだけの心地よさに身を置くためには
「今ここ」を生きなければいけないです
過去でもなく未来でもなく
「今」を生きる
「今」を味わう
「今」に集中する
「今」自分が何を感じどう思うのかそれが大事
ですが【感覚タイプ】とは逆の【思考タイプ】の人は
過去のデータ(経験や体験)をもとにはじき出した
安心で安全な行動をチョイスします
こういった場合のこの対応は正解なのか答えを探しているのかもしれません
Mさんがおっしゃっていたこの言葉なんか典型的で
人間関係における会話ややり取りでは
ご自身の過去データをもとに正解か不正解かを導き出して
対応されているわけです
思考が「今」ではなく
過去へ未来へと行ったり来たり移動します
ですがそうではなくその時感じた自分の感覚のままでいい
なんの根拠もなく感じたままありのままでいいということなのです
計算も正誤を考える必要もないのです
【思考タイプ】の人間が【感覚タイプ】の行動を取り入れるのは
めちゃくちゃ怖いことだと思います
なんの根拠もない自分の感覚が誰かを傷つけてしまったらどうしよう
誰かに迷惑かけてしまったらどうしよう
この時点ですでに思考は未来へとお出かけです
エラソーに書いてはいるものの
私も昭和生まれのバリバリの思考タイプの人間です
だけどタロットやスピリチュアルといった
目に見えない世界に触れ
そんな世界を素直に信じて取り入れた時から
少しずつ少しずつですが
見える景色が変わってきました
何もしなくても
愛され幸福で豊かで至福であるという
そんな世界を知ることができた
自分のためだけに
自分の心地よさのためだけに
「今」に集中する
これがMさんが本当の自分を取り戻す3つ目のステップ
④ひらめきを行動に
ここからはタロットカードは関係ないのですが
私が持っている知識を最終ステップとして書いていきたいと思います
①〜③までを取り入れていただき
少しずつでも本来の自分を取り戻し
元気になってきたはずのMさん
(/ω\)ゼッタイゲンキダッテシンジテル
今のMさんはきっと誰かの評価を気にしたり
自分の行動の正解や不正解を気にしたり
生きていて空虚さを感じることも
全部なくなっていると思います
なぜなら満たされた「有る」世界を知ったから
そしてそんな元の気(元気)になったMさんに
ある時何かひらめきがやってきます
あれやってみようかなぁ
これやりたいなぁ
ひらめきという大袈裟なものでなくとも
なんとなくふと思うことです
そしたらその時は迷いなく
行動に移しましょう!
成功するか失敗するか
良い方に転ぶのか悪い方に転ぶのか
その時そんなことはいっさい考えません
損得勘定は必要ないです
結果が重要なのではなく
チャレンジすることが重要なんです
自分がふと思ったことを
自分が行動に移し
自分で未来を切り開いていく
重要なのはただこれだけ
仮に失敗したとしてもまたやり直せば良いだけ
別のアイデアが湧いたならばそれをすればいい
うまくいったとしてもやめたくなったらやめればいい
いつだって自分のチカラで自分の未来は創造できる
そんな自分のチカラを知って欲しい
自分で自分の未来をクリエーションする
Mさんの最終ステップ
そして「行動」という点でもう一つ大切なことを
カウンセラーのユミからMさんに向けて
メッセージがあります
Mさんの頭の中はとってもおしゃべりで
出てきた感情もしっかり頭には浮かんでいると思います
でもその浮かんだものを言葉、声に乗せて体の中から出していなからどんどんたまる…
頭に浮かぶ → でも言ったところで…
→ 相手の反応はきっと〜だろう → 飲み込む
と、こんな感じでどんどん溜めて溜めてもう満タン
日本には古来より「言霊」という言葉があり
言葉には魂が宿ること
口から声という音に乗せて出すことの大切さを重んじる国なのです
言葉を思い浮かべるだけでなくそれを
「出す」ということは思っているよりかなりすごいことなのです
誰かに伝えるわけでも聞いてもらうわけでもなくていいんです
ただちゃんと声に出して体から感情を出すことをまず実践してみてください
まとめ
これまで書いてきたことをまとめます
以上Mさんのカウンセリング記録となります
Mさんのblueが一日も早く癒えますように
ありがとうございました
* * * * * * * * *
募集中です!
詳細はこちらをご覧ください
お待ちしてまーす٩( ᐛ )و
- 【考察】楽しみたいのに楽しめない…ジレンマな私をタロット13.死がいざなう②
- 【考察】楽しみたいのに楽しめない…ジレンマな私をタロット13.死がいざなう①
- 【進路選択お悩み】心の奥に眠るもの | Heal the blue カウンセリング記録
- 夫婦ドライブ記 in愛媛(後編)
- 夫婦ドライブ記 in愛媛(前編)
コメント