以前、タロット占いをされている方のブログで
「タロットを始めてから嫌いな人がいなくなりました」
という文章を目にしたことがありました
でも当時の私にはそれがどういうことなのか
なぜタロットをすることによって
嫌いな人がいなくなるのか
その関連性がいまいちよくわかりませんでした
ですが自分がタロットを扱うようになって
なんとなくその意味が理解できるようになったのです
そのきっかけとなったカードが
このカードです
18.月
暗闇で見えない。手探り状態
ご相談者さんのなかにはけっこう勝ち気で
怒りのエネルギーで満ちている方や
あれこれあれこれあれこれと話が右往左往してさっぱり要領を得ない方
質問がめっちゃ多い方など
いらっしゃるわけです
で、私もデキた人間ではないので
場合によっては
なんだかなぁ〜…
と思ってしまうことも正直なところあるのです
高野山に修行に行くがよろし
でも、なんだかなぁと思いながらも
カードを出してみると、その方に
18.月のカードが出たりするのです
このカードの世界観は
暗闇で基準を失い
周りが見えなくて手探り状態なのです
進む道はずっと先までつながっているのに
真っ暗闇で道がみえないがために
つまり不安なんです
不安をかかえると
このカードの犬やオオカミのような自分の中の動物的な、感情的な低い部分はワーワー吠えるし
得体の知れない魔物であるザリガニのように
ゾワゾワしたりすることもあります
人それぞれ違いはありますが
他人にはわからない
その人の何かしらの体験により
暗くて先が見えなくなるような
暗くて基準を失ってしまうような
そんな不安に覆われているのです
そうかぁ…
怒ってる人も
笑ってる人も
楽しそうな人も
無表情な人も
みんな人それぞれ
いろんな不安を抱えているんだなぁ
ということに気づいた時
最初の
「タロットを始めてから嫌いな人がいなくなりました」
と言われていたその方の、その言葉がようやく少し理解できたように思います
だからやっぱり私はタロットを扱う者として
人の抱えているものって
人の本質の部分って
尊いなぁ
と思うのです
泣いて泣いてまたいつか泣きやんだら
僕に笑ってみせてほしいんですけど…
(by B’z)
あなたがたくさん笑えるように
3匹の子豚が日々活動してます
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